
最近本屋で気になった本がありました
それは
「50代から考えるお金の減らし方」
この本は、従来の「資産を増やす」思考から脱却し、「お金をどう減らすか(使うか)」という視点で人生後半を豊かに過ごすための考え方や行動指針を示した本でした。
要点をまとめると
1. 「貯める」より「使う」視点へ転換を
- 50代以降は「お金を増やす」よりも「どう使うか」を真剣に考えるべき時期。
- 人生の時間は有限。貯めることに執着すると、後悔が残ることも。
2. 不安に煽られすぎない
- 老後不安をあおる情報(例:2000万円問題)に振り回されず、自分の生活実態を把握することが大事。
- 必要以上の節約は心を貧しくする。
3. お金は「経験」に使うのが吉
- モノよりコト(旅行、人との時間、自己投資)にお金を使うと、満足度が高い。
- 健康や学びへの投資は将来の豊かさに直結する。
4. 「見えない支出」を減らす
- 無駄な固定費や保険、サブスクなどを見直すことで、ムリせず支出を減らせる。
- 「減らすお金」は、生活の質を下げずにコントロールできる。
5. 「何のためにお金を使うか」を明確に
- 「使わないこと」が目的ではなく、「人生を楽しむこと」が目的。
- 自分にとって価値のある支出に絞ることで満足感が高まる。
6. 定年後の「働き方」も一つの選択肢
- 必ずしも完全リタイアが正解ではない。小さく働き続けることで、収入・社会参加・健康にも良い影響。
- 年金+αで足りるなら、無理に資産を減らさなくても済む。
以上となります。
老後に向けて最も大事なのは、「お金をいくら持っているか」ではなく、「お金をどう使って、自分らしい人生を生きるか」。
自分にとって本当に必要なものを見極め、後悔のない使い方をすることが、真の“豊かさ”につながるというメッセージが込められています。
亡くなる時に持っていたお金「資産」はそれまでの思い出の「負債」とも言われますからね。

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